今回はヴォイシングについてです。
ヴォイシングを学んでいくと
・指板上で自由にコードが弾ける
・一見難しそうに見えるソロギターも少し気楽に感じる
・ソロへのアプローチも違った視点で見えてくる
・アンサンブルをより深く感じられる
などなど
たくさんのプラス要素があります。
この機会に是非向き合ってみましょう。
〜ヴォイシングとは〜
簡単に言えば
・音を積むこと
・音の配置
(どこにどうやって音を並べるか)
少し詳しく言えば
・和音において、構成音を配置すること
・アンサンブルにおいて、楽器とその音を配置すること
大体こんな感じの意味で使われる事がほとんどです。
僕は「音を積むこと」という意味で使ってます。
〜具体例〜
少し具体的な例を挙げてみましょう。
・Ex.1 「 C 」
Cというコードは
「C、E、G」
という構成音から成り立っています。
これを守ればどんな配置の仕方でも良いのです。
ギターは異弦同音の特性があるので
同じ音がたくさん選べる楽器です。
(※ただその特性故に、自分と他の人では感じるコードが違ったりもします。)
それが楽しかったりするんですけどね、、笑
では、Gの音を1オクターブ上げてみましょう。
これも「C、E、G」を守っているので
Cコードと言えます。
しかし、さっきとは違う響きですよね。
このヴォイシングは
オープンヴォイシング
と言ったりします。
・Ex.2「 Em7 」
Em7の構成音は
「E、G、B、D」
けどこれ押さえるの少し大変ですよね。
なので、配置を変えちゃいましょう。
これは押さえたことある方多いのではないでしょうか。
さっきと比べると、だいぶ押さえやすいですよね。
これもオープンヴォイシング。
ギターのコードブックなど
色々な教材等で見かけるヴォイシングは
その弾きやすさ故にオープンが多いです。
ちなみに、1枚目のヴォイシングは
Ex.1&2共に
クローズドヴォイシング
と言います。
オープンとクローズについて詳しくは次回以降に。
さて、2つのヴォイシングの違いですが
音域の変化はどうでしょう。
・E → 変化なし
・G → 1オクターブ上
・B → 変化なし
・D → 変化なし
3rdの音であるG音だけ1オクターブ上げて
弾きやすくしました。
〜おわりに〜
このように、音の配置を変えることにより
・弾きやすくなる
・響きが変わる
などの変化が起こります。
同じ音を使っているのに響きが全然違う。
これがヴォイシングの楽しいところであり
ギターという楽器の楽しいところ。
存分に味わいましょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。
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