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執筆者の写真光司 戒能

ヴォイシング Vol.1

今回はヴォイシングについてです。


ヴォイシングを学んでいくと


・指板上で自由にコードが弾ける

・一見難しそうに見えるソロギターも少し気楽に感じる

・ソロへのアプローチも違った視点で見えてくる

・アンサンブルをより深く感じられる


などなど

たくさんのプラス要素があります。

この機会に是非向き合ってみましょう。



〜ヴォイシングとは〜

簡単に言えば


・音を積むこと

・音の配置

(どこにどうやって音を並べるか)


少し詳しく言えば


・和音において、構成音を配置すること

・アンサンブルにおいて、楽器とその音を配置すること


大体こんな感じの意味で使われる事がほとんどです。


僕は「音を積むこと」という意味で使ってます。



〜具体例〜

少し具体的な例を挙げてみましょう。



・Ex.1 「 C 」




Cというコードは


「C、E、G」


という構成音から成り立っています。

これを守ればどんな配置の仕方でも良いのです。


ギターは異弦同音の特性があるので

同じ音がたくさん選べる楽器です。

※ただその特性故に、自分と他の人では感じるコードが違ったりもします。)

それが楽しかったりするんですけどね、、笑



では、Gの音を1オクターブ上げてみましょう。



これも「C、E、G」を守っているので

Cコードと言えます。


しかし、さっきとは違う響きですよね。

このヴォイシングは


オープンヴォイシング


と言ったりします。



・Ex.2「 Em7 」





Em7の構成音は


「E、G、B、D」


けどこれ押さえるの少し大変ですよね。


なので、配置を変えちゃいましょう。



これは押さえたことある方多いのではないでしょうか。

さっきと比べると、だいぶ押さえやすいですよね。


これもオープンヴォイシング。


ギターのコードブックなど

色々な教材等で見かけるヴォイシングは

その弾きやすさ故にオープンが多いです。


ちなみに、1枚目のヴォイシングは

Ex.1&2共に


クローズドヴォイシング


と言います。

オープンとクローズについて詳しくは次回以降に。



さて、2つのヴォイシングの違いですが

音域の変化はどうでしょう。


・E → 変化なし

・G → 1オクターブ上

・B → 変化なし

・D → 変化なし


3rdの音であるG音だけ1オクターブ上げて

弾きやすくしました。



〜おわりに〜

このように、音の配置を変えることにより


・弾きやすくなる

・響きが変わる


などの変化が起こります。


同じ音を使っているのに響きが全然違う。


これがヴォイシングの楽しいところであり

ギターという楽器の楽しいところ。

存分に味わいましょう。


今回は以上です。

ありがとうございました。



メンバーシップ・レッスン募集中です。


興味あれば、是非よろしくお願い致します。

ありがとうございました。


メンバーシップ:Plans & Prising

レッスン詳細:LESSON

お問い合わせ:info@koji-kaino.com


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